子供の病気 1.かぜの話

 誰もがかかる病気の一つ「かぜ」は、ウイルスや細菌などの感染によるものです。 日常みられるかぜの大部分はウイルス性のもので、200種類以上の風邪ウイルスが発見されています。 ところが残念なことにインフルエンザ以外の風邪ウイルスをやっつける薬は今のところありません。 そこで病院ではかぜの症状をやわらげる薬を処方します。 お薬で熱を下げたり、咳を鎮めたりして体力の消耗を防いで、ヒトの体が本来持っている感染症を治す力に手助けをするわけです。 (ですから、症状のないときに風邪薬を飲んでも予防にはなりません) かぜの予防には、疲れをためないことが一番、ひいてしまったら病気と闘っている子供を安心させ、 快適に清潔にしてあげ、エネルギーの消耗をしないようにしてあげてください。 心配そうな顔より、優しい笑顔のほうがきっとよいおくすりになりますよね。
 「かぜ」の症状や経過によって細菌感染が疑われるときは抗生剤(細菌をやっつける薬)が処方されます。 飲んだり飲まなかったりすると効きにくくなるので気をつけましょう。
 「かぜ」と思っても、合併症を起こしていたり、重い病気が隠れていたりすることがありますので、症状が長引くとき、ぐったりして元気がないときなどは、早めに受診するようにして下さい。