子供の病気 10.麻疹(はしか)について ー予防接種のすすめー

 麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。伝染力が強く、人から人へと感染し、 潜伏期は約11日間です。主な症状は、1週間続く発熱です。
 初めの3〜4日<カタル期>は、38度前後の発熱・咳・鼻水・目やになどのかぜ症状が、だんだん強くなります。 この時期にコプリック斑と呼ばれる白い斑点が口の中に見られることがあります。4日くらい経つと、さらに高熱となり、 全身に発疹(ピンク色の細かい斑点)が出てきます<発疹期>。発疹が出て3日くらい経つと熱が下がり、発疹も薄くなり、 しばらく色素沈着を残しますが、それも次第に消えていきます。しばしば、合併症として、気管支炎・肺炎・中耳炎・脳炎などを 起こし、時には命を落とすこともあるので注意が必要です。
 予防接種により、麻疹(はしか)や重い合併症を防ぐことが出来ます。麻疹ワクチンの免疫獲得率は95%以上といわれています。 免疫を確実にするために、平成18年から、小学校入学前の年長組の時に、2回目の接種も行なうことになりました。通常は麻疹・風疹混合ワクチンを使用し、麻疹・風疹の二つの病気を一緒に予防します。
 1歳を過ぎたらできるだけ早く麻疹・風疹混合ワクチンの接種を受けましょう。 小学校入学前の2回目の接種も忘れずに受けるようにしましょう。平成20年度からは、これまで1回接種だった学年に対しても2回目の接種が開始される予定です。 大人でも受けることが出来ます。麻疹ワクチンを受けていない方で、麻疹(はしか)に罹った事の無い方はかかりつけ医療機関にご相談下さい。