子供の病気 2.おなかの風邪(嘔吐下痢症)
 ”かぜ”というと熱・咳・鼻水を思い浮かべますが、”かぜ”と同じ様に日常よく見られるウイルス性の感染症に 嘔吐下痢症があります。冬に流行りやすく、潜伏期間は2日くらいでヒトからヒトヘ感染し、 おなかのかぜ、とか流行性嘔吐症・ウイルス性胃腸炎 などと呼ばれます。

 一日元気に遊んでいた子が、夜になって急にお腹が痛いと吐き始め、青い顔をして、時には何回も続けて吐き、 おうちの人をぴっくりさせます。「病院に救急で受診ほどではないかしら?」と迷ううちに明け方になり、ちょっとだけウトウトし、 朝一番で病院へついた頃には、気がつくと吐き気も遠のいて、顔色も良くなってきた‥・なんて経過をたどることがよくあります。 もちろん昼間に発症することもあります。嘔吐はだいたい半日くらいでおさまり、下痢は数日続きます。吐き気の強い間は、 水を飲んでも刺激になって余計に吐いてしまうので、胃を休ませて、欲しがるようになったら水分を少しずつ与えて下さい。
 病院では、吐き気止めの薬や整腸剤を処方し、症状の強いときには点滴で水分補給したりします。乳幼児では症状が長引いて脱水になることもあるので注意が必要です。