*カサカサ肌のスキンケアのこと*

 空気も乾燥してきたようで、お肌のかさかさも気になる季節になりました。新生児期を過ぎた子どもは、皮膚を乾燥から守る 自然の保湿剤である皮脂の分泌が少ないため、特に秋から冬には、大人よりも乾燥しやすいようです。さらにアトピー性皮膚炎の 場合は、皮膚の角質層に含まれ水分を保持する役目のセラミド が減少しており、いっそう乾燥しやすくなっているといわれています。

スキンケアその1・・・清潔、でも洗いすぎは逆効果
 入浴やシャワーで汗や汚れを落とし皮膚を清潔にすることは良いことですが、擦らないこと。
 浴用固形石けんを手のひらに泡立てて皮膚を優しく洗い、十分に洗い流しましょう。 フツーの安い石けんで問題ないことが多いのですが、皮脂を落としすぎてカサカサがひどくなる場合は 低刺激性の石けんや石けんを使わずシャワーだけの方がいい場合も有ります。
 ポンプタイプのものは使用量が多くなりがちのようです。薬用石けんは殺菌を 目的に使われるもので、全身を洗うにはふさわしくありません。殺菌成分でかぶれることもあります。
 シャンプーは脱脂力が強く、すすぎが不十分だと額やうなじがかぶれることがあります。 小さいお子さんは頭も体と一緒の固形石けんで洗うのでよいと思います。

スキンケアその2・・・保湿
 お湯や洗浄剤によって失われた皮脂成分を補う、乾燥に対するスキンケア。当院では保湿剤として主に下記の2種類を使っています。
 ワセリン・・・角質層の上に皮脂を作る油脂成分で水分の蒸散を防ぎ保湿する
 ヒルドイドソフト軟膏・ローション・・・水分を吸着して角質層の水分量を増加させる保湿剤
 この他、いわゆるスキンケア製品にはヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどを配合する製品もあるようです。それぞれの お肌に合って、使いごこちの良いものを見つけたいですね。いずれも入浴後の皮膚にまだ湿り気があるうちにつけるのが、効果的です。 お風呂の脱衣場に外用薬・保湿剤を置いておくと便利です。

スキンケアその3・・・その他、無用な刺激を避けることなど
 衣類・シャンプー・入浴剤・寝具など肌に直接触れるものは刺激の少ないものを選びましょう。爪を短く切り、掻きこわさないように しましょう。