かぼちゃ通信 NO.8(2003.12.15)

 もうすぐクリスマス、お正月と楽しみの多い季節です。お母さんたちにはちょっと忙しい時期でもありますね。こんなときこそ子供たちには元気に過ごしていて欲しいのだけど、例年通り今年も11月ごろより嘔吐下痢症が流行ってきました。

子供の病気 2.おなかの風邪(嘔吐下痢症)  かぼちゃ通信No.2より再掲載
 ”かぜ”というと熱・咳・鼻水を思い浮かべますが、”かぜ”と同じ様に日常よく見られるウ イルス性の感染症に嘔吐下痢症があります。冬に流行りやすく、潜伏期間は2日くらいでヒトからヒトヘ感染し、おなかのかぜ、とか流行性嘔吐症・ウイルス性胃腸炎などと呼ばれます。
 一日元気に遊んでいた子が、夜になって急にお腹が痛いと吐き始め、青い顔をして、時には何回も続けて吐き、おうちの人をぴっくりさせます。「病院に救急で受診ほどではないかしら?」と迷ううちに明け方になり、ちょっとだけウトウトし、朝一番で病院へついた頃には、気がつくと吐き気も遠のいて、顔色も良くなってきた‥・なんて経過をたどることがよくあります。もちろん昼間に発症することもあります。嘔吐はだいたい半日くらいでおさまり、下痢は数日続きます。吐き気の強い問は、水を飲んでも刺激になって余計に吐いてしまうので、胃を休ませて、欲しがるようになったら水分を少しずつ与えて下さい。
 病院では、吐き気止めの薬や整腸剤を処方し、症状の強いときには点滴で水分補給したりします。乳幼児では症状が長引いて脱水になることもあるので注意が必要です。

子供の病気 4.インフルエンザ  かぼちゃ通信No.4より一部改変
 前橋ではまだあまり流行っていないようですが、高崎、群馬町、富岡で学級閉鎖があったようです。急な38℃以上の高熱と咽頭痛で発症するのが典型的な例ですが、微熱程度で治ってしまったり、症状が出なかったりする人(不顕性感染)もあるようです。通常は4〜5日で熱が下がり、その頃に咳が強くなり、だいたい1週間くらいの経過で自然治癒に向かう病気ですが、全身症状が強く、人から人へ移りやすいので、流行期には人込みを避ける・マスクをする・手洗いうがいをする・室内が乾燥しないようにする・疲れをためないなどの予防に努めましょう。抗インフル工ンザ薬を使うと発熱期間を短く出来ます。
 気をつけなくてはいけないのが中耳炎・肺炎・特に脳炎・脳症などの合併症です。長引く咳や発熱、不穏状態・けいれん・意識障害などが見られるときは早急に受診しましょう。
 予防接種をしても罹ってしまうことが少なくないのですが、呼吸器系の病気のある人や御高齢の方は重症化しやすいので、予防接種が勧められています。